2007/06/08

介護不正、どうなるコムスン

いま、介護不正により介護事業を揺るがしているのが、介護事業最大手のコムスンだ。

法に抵触しなければその行為が社会倫理に劣るとしても許されるのだろうか?

この 2、3日紙面をにぎわせている24時間在宅介護をうたっているコムスン。
ケアカレッジでのお礼奉公や経費削減による人員削減問題、介護報酬の不正請求と以前から何かと問題が多い、東京都福祉保険局からの監査を発端にしたコムスンの一連の介護保険法違反は厚生労働省からの指定訪問介護事業所約1600カ所について来年4月以降の指定の更新を打ち切るという重い処分により、現在介護を必要とされている人達への対応に注目が移った。

しかし、翌日からは意外な展開を見せた。

東京、岡山での指定取り消しを逃れるために自ら廃止届けを出した処分逃れに続き、厚生労働省からの指定取り消しを受け、今度はグッドウィルグループ内別会社、日本シルバーサービスへの事業譲渡を打ち出した。

利益優先の企業体質がここに来てあからさまになった格好だ。
介護事業は金になる。 競合他社に先駆けて拠点を増やし利益をあげるための手段を選ばないやり口には介護を食い物にする人々はもとより、業界全体の体質と介護行政のありかたが問われなければならない。

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