“警察はタクシー会社の味方”
ぼくは会社までの道のりを自転車で通っている。
去年の9月、会社からの帰り、走行車線を無視して走るタクシーに追い抜き際はねられた。
今は、タクシー会社との裁判の最中であるが、わびるどころか被害者は当方(タクシー会社)であって、当初「警察に物損で届けが出ている」という。
ぼくがはねられた際に、タクシーの運転手のとった行動はすごいものであった。まず乗客との口裏合わせをその場(タクシーの中)でおこないその後会社へと連絡、次に、ぼくにたいして、
「こちらには自転車が突っ込んできたことを証言する証人がいる」と運転手はのたまうのだ。
警察への連絡どころか、あやまる気がないのである。
警察には、ぼくが携帯で連絡をした。十数分後、自転車に乗った二十代後半と思われる警察官が1人やってきて、まずタクシー運転手と話をひととおりした後、ぼくを見て
「怪我はたいしたことはないようだが救急車は呼びますか?」
(この時、おでこの擦り傷と前頭部から少しだけ血が出ていた)ぼくは慈恵第三病院が行きつけ(言い方がへんだが手術や病気のさいはいつも行く)なので、
“自分で直接行きます”
「人身にするか?」を聞かれたので、ぼくは
“人身にする”と答える。
その後人身にした場合相手に刑事罰が科される等説明をされ、実況見分等もなく、聴取は終わったので帰るように促される。僕は少し不安に思い、診断書はどうすればよいかとたずねると、
「電話をします」と連絡先の電話番号と事故の場所、時間等を教えてくれた。
しかし、2日たっても電話が来ないので、思い切って電話をすると、事故の場所日時を聞かれて待つこと数分
「物損で処理されています」
ぼくは驚いて、事情を説明すると
「物損から人身にするんですね?」
なおも説明して、事故現場に来た方を出してくださいと言う
「名前はわかりますか?」
ぼくは名前を聞き忘れていた。
警察は教えてくれるはずはなく”ぼくはだまされたのである”
はなしにならない警察と、慰謝料請求に応じないタクシー会社にだまされたままなのは癪だった。弁護士に相談した。
“警察庁が今国会に提出した道路交通法改正案では、自転車の通行区分について現行の車道通行を原則とし、児童・幼児が運転する場合や車道での通行が危 険な場合は歩道通行を認めるとする。「自転車の安全対策には取り締まりだけでなく通行環境の整備がぜひとも必要」”
青梅街道には、タクシー協会と警察の連盟で自転車の注意義務と無謀な運転に注意しようと言う意味合いのたれ幕がかかっているところがある。タクシーの無謀な運転は誰もが知っているところである、道交法違反などは当たり前の事、だが警察の取締りはとくにはない。タクシーと自転車との接触事故も急速に増えている。
ぼくにはこの幕がタクシー会社と警察の癒着の構図のような気がしてならない。
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