2007/07/12

党首討論会を見て

たまたまテレビを見たら、記者クラブでの党首討論会をやっていたので、つい見てしまった。

ぼくはこの手の放送はダイジェストでしか見たことがなかったので、だらだらと続くうなぎのような問答は、腹がたった。 記者クラブの質問は、まあ関心がある話題がメインであり、関連する質問も当たり障りのないところで、時間がないからと言い逃れをしながら適当なところでお茶を濁していた。

ぼくが怒りながら見ていた最大の理由は、記者の偏った見識によるそれぞれの党首への質問ではなく。

国民の立場に立つことのない政治家の発言だ! なかでも、安倍首相のときおり小ばかにしたような笑い含みの回答の仕方である。 鼻で笑いながら答える安倍首相の態度は、政権与党であり続けたおごりとしか言いようのないものだ。 

参議院で負けても衆議院があればよいとでも思っているのか、それとも、野党第一党の民主党が政権交代への決定打を出せないでいる現実への嘲笑なのか、ただ国民を軽んじて、親方日の丸的に、国会議員は特別な人間だと思っているのか。 この討論会を見ていて思ったことを端的にかいておきたい。

自民党に変わる政党は今の日本には見当たらない。 だがこのまま自民党に任せていては、もっとだめになっていくだろう。 

詐欺としか言いようのない行為や、民間ではありえないモラルのひくさ。 法律に従っていれば、何をしてもよいと言う趣旨の発言と時間が解決してくれると思っている人達には、国会議員となり、国民の税金を使う資格がないと考える。

国会議員に都合のよいようにしか作られていないざる法は、国民の理解を得ることができない。
例えざる法でも、成立してしまえば法律なので、法律を守りさえすれば問題はない。と言う考えはあまりにも世間の良識からかけ離れている。

まして、ざる法を自慢する政党の考え方、”国会で成立した法案は自民党だからできた、自分たちの手柄だから評価してください” というのは信用や疑念を通り越してあきれてしまう。 

ぼくらはかれらに失望しても、誰かを選ばなければいけない。 これでは、国政に対してぼくらに選択の余地はないのと同じである。

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