2007/06/22

温泉

6月19・20日、仕事を休み、温泉へ行くことにした。

と偉そうに言ってはみたが、栃木県那須にある茶臼岳と朝日岳の間にある峠の茶屋跡までハイキングに誘われたので、ついでに温泉につかろうと言うだけのことである。

温泉はついでなのである。 もうひとつ付け加えるならば、ぼくもついでである。 何がついでかと言うと、ぼくはついでに誘われたのである。

誘われた時、ぼくは気のない風で返事をしていたが、実は当日が待ち遠しかった。
どれくらいかと言うと、前の日はあまり眠ることができずに、当日は寝不足で目の下にクマがうっすらとできるほどにである。

ぼくは温泉に行くのは東京に出てきてからは、はじめてであるから、もうかれこれ10年ぶりくらいである。
実に長い間である。

明日は朝、電車に乗って待ち合わせの宇都宮駅へと向かわなければならないのに、眠りについたのはすでに時計は夜中の2時をまわっていた。
ぼくは、宇都宮駅10時集合ということもあって、油断していた。 何が油断なのか? ハイキングと温泉なので、荷物の用意などは朝、起きてからでも間に合うだろうと考えていたのである。

しかし、そのことは、大きな誤算だったのである。
ぼくは当日、寝坊することになったからだ。
夜、眠れなかったせいで、朝、目覚ましがなってもおきることができず、ぼくが、目を覚ましたのは7:30分すぎのこと、着替えと洗面を済ませると、かばんに翌日の着替えと洗面道具、ビデオカメラをいれて、家をでた。

歩くこと10数分、急ぎ西武新宿線石神井公園駅についた。
予定より15分送れ。 
この時、予定していた湘南新宿線には乗るには絶望的な時間になっていた。

あわててもしかたがない、と言うより、どうしようもないので、乗れる電車に乗っていくことに ・ ・ ・
池袋につくとつごうよく湘南新宿ライン宇都宮線に乗り継げた。
電車というものはつくづくうまくできている。

通勤時間なだけあって座ることができなかったのは残念だが、始めて乗る湘南新宿ライン-JR東北線に都会からの移り行く景色を車窓から楽しむことができた。
世界の車窓からのテーマ音楽が頭に浮かんだ。

ちょっと立っているのもつらくなってきた頃、赤羽に到着、席が空いたので、荷物を網棚にのせて、どっかりとイスに座った。 5分ほどで、ほどなくうとうとと睡魔がやってきた、逆らう理由もないので寝ることにした。 次にぼくが目を覚ましたのは自治医大前であった。 自治医大は栃木県下野(シモツケ)市にあり、下野新聞が地元紙である。 広告掲載料金がとても安いのでびっくりした記憶がある。

ぼくが目を覚ましてほどなく、待ち合わせ場所の宇都宮駅へと到着した。7分遅れである。
宇都宮は、餃子の街だと前もって聞かされていたので、ぼくの想像では、駅を出るとさぞかしたくさんの餃子の店が並んでいるのであろうと少なからず期待していたのだが、どうやら考えすぎだった。

思ったほどのことはない。

駅についてトイレに入る。 ぼくが小用をたそうとしたそのとき携帯電話が鳴った。
本日、那須へと案内していただくことになっているO氏からであった。
小用を済ませて、O氏との待ち合わせ場所へと向かう途中の駅構内には土産物屋があって、ご当地キティが売っていた。 キティちゃんはまったく持って働き者である。

待ち合わせ場所に着くと、O氏の車は、違法駐車を取り締まる緑の制服に取り囲まれていたのである。
ぼくはせかされるままに、車に乗り込んだ。

出発。

ぼくは思った、そんなに急ぐこともないのにと ・ ・ ・ ・ 

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